3D人気キャラBOOK

 

 

 

銀金について調べていたらたどり着いたこの本。

 ・・・買いました。

 

高耶が、ラスが、飛び出して見える⁉大好評のコバルト・ポストカード、今回は初の3D形式を採用。お馴染みの34人のキャラたちが、キミのハートを直撃するぜ!

 

とのこと。目の焦点を調節して立体視するあれ、ステレオグラムっていうんですね。初めて知りました。

ja.wikipedia.org

 

銀金のポストカードは2枚あって、1枚は描かれたイラストが立体的に見えるもので、もう1枚はイラストの背景から隠された文字が浮かび上がってくるもの。

 

 

で、どんな文字が浮かび上がってきたかというと、

「命」

でした。

ポストカードにするには重すぎる……

 

(ほかの作品は「愛」と「LOVE」でした)

比較・最終章(11巻)

(27)弔いの月を待つ

雑誌
文庫
地柱となるための 地柱とするための
先祖 父祖(おや)
誓(うけ)いますから 誓(ちか)いますから

 

(28)祈りに似ている

雑誌
文庫
身内で眠っていた何かが 身内で眠っていたものが
苦痛 痛み
洩れないのだろうか 洩らさないのだろうか
剥きだし むきだし

 

(29)火箭を射つ

雑誌
文庫
忌火(いみび) 忌火(いわいび)
のり越える のり越えうる
この男はついに、知ることはないだろう この男はついに知ることはないだろう
現世(うつしよ) 現世(うつつ)
攫われたとき さらわれたとき
何日かして、真秀が王宮に、わたしを連れに来てくれたの。 ほんとうのことをいうと、わたし、真秀の霊力が怖いほどだった。でも、わたしを王宮から連れ出してくれて……
悲しくて…… 悲しくて……。
酷(むご)い 酷(ひど)い
身罷りました 御影も身罷りました

 

(30)黒い川 嵐の海

雑誌
文庫
  そうしたら楽になるって。

 

(31)暁に甦る

雑誌
文庫
闇夜はいつか開け、 闇夜はいつか明け、
殯屋にごく近い地面 殯屋にごく近い処
あの夢の裏 あの夢の真裏
速穂児はいった。 速穂児がいった。
おまえが異変(おか)しいと…… おまえが異変(おか)しいと叫ぶ声が……
  ――あたしの霊力のすべてを佐保に捧げる。この山の火を消してくれたら!
いいかけて速穂児が顔色を変えるのを、 いいかけた速穂児がさっと顔色を変えるのを、
領土(くに)
ふたりの兄と妹は、 妹兄(いもせ)のふたりは、
矢をつがえる真秀を見て呻(うめ)き声をあげた。 矢をつがえる真秀を見て、彼は呻(うめ)き声をあげた。
ただちに王宮を退(さ)がらねばならない。 美知主もただちに王宮を退(さ)がらねばならない。
庶女(むすめ)

比較・第四章(2巻)

(1)白い神人・燿目

雑誌
文庫
白い神人、燿目 白い神人・燿目
「おうっ!」 (おうっ!)
白い狼もあんな目をしていた…… 白い狼も、あんな目をしていた……
おちつきなさい。王子。 おちつきなさい、王子。
射抜いた つきささった
射抜いたかも 射当てたかも
息を飲んだか 息をのんだか
察(さと)った 察(し)った

 

 

(2)大闇見戸売

雑誌
文庫
暖かく 温かく
夜討ちをかけられたんだ 襲われたんだ
予知 闇見
譲(と)られた 譲(ゆず)られた
瑞垣宮(みずがきのみや) 玉垣宮(たまがきのみや)

☆ミズガキノミヤは第10代崇神天皇の、タマガキノミヤは第11代垂仁天皇(=伊久米の大王)の宮らしい。

 

 

(3)火の巫

雑誌
文庫
だれのせいなのだ⁉ だれのせいなのだ。
百歩(ももあし) 三百歩(みほあし)
舞を舞うような優美なしぐさで、 (削除)
その守り刀が、そろそろ仕上がりにかかっている。 その守り刀のための、よい砂鉄がようやく手に入った。鉄をつくり、すぐに刀造りにとりかかるという。
二十半ば 二十代半ば
倍加する いや増すはずだ

☆1分歩くと100歩くらいになるらしい。つまり100歩=80mくらい?(現代で言えば)

燿目の台詞からして80mだと確かに近すぎかも。

比較・第三章(2巻)

第三章 滅びの子

 

(1)月の忌屋

雑誌
文庫
忌女の姥 忌屋の姥
悟(さと)ったのだ 悟(し)ったのだ

 

(2)禊ぎ

雑誌
文庫
傾きかけている陽は 傾きかけた陽は
流れてゆくのかしら 流れてゆくのかな
忌女
世話ができてるだろうか 世話ができてるのかな
五百依姫の、 五百依姫づきの、
自分を迎えに来るんだろう わざわざ、迎えに来るんだろう

 

(3)燃える石

雑誌
文庫
その目に、なぜか一瞬、敵意の
ような色が走って、きえた。
(削除)
鎮まりかえった神の沙庭に響きわたる神琴の、初弾きの絃ゆれのように、真澄の声が、真秀の心をみるみる潤ませてゆく。 (削除)
その瞬間、真澄の体から、いっせいにとびたつ蝶のように、花の芳香がたちのぼった。 (削除)
やがて、はっとして、思わず顔をあげた。やはり、花の匂いがする。 思わず顔をあげた。真澄の体からは、ほのかに甘い、花の匂いがする。
思わず声にだしていう真秀を いいかける真秀を
わけがわからず問う真秀の額や、まぶたに、真澄はやさしく口づけた (削除)
さらさら流れる川のように語る真澄の声には、どんな波も立っていなかった。
そのあまりの静けさが、かえって真秀を不安がらせた。
(ただの赤子って、真澄…)
静かにいう真澄の声には、どんな波も立っていなかった。
そのあまりの静けさが、かえって真秀を面くらわせた。
そういって、なだめるように真秀の頬をなでていた真澄の指が そういって、なつかしむように真秀の髪をなでていた真澄の手が
燠火のように、カッと赤らんでゆくのを みるみるカッと赤らんでゆくのを
浮かれ、弾んだ声とともに 浮かれて、はずんだ声とともに
真澄の腕をとらえて、彼の顔をのぞきこんだ。
その顔には、どんな表情もうかんでいなかった。憎しみも厭わしさも、愛しさも、なにも。
ただ深い眠りから醒めたもののように、うつろな顔をしている。
真秀はすばやくふたりに摑みかかり、真澄の腕をとらえて彼の顔をのぞきこみながら、叫んだ。
真秀、おちついて 真秀、それは……
その静かすぎる沈黙が、真秀を怯えさせた。 それがますます真秀を不安がらせた。
この女はなにを欲しがったの⁉ この女はなにを欲しがったの?
なぜ、真澄の霊力は、真澄を守ってくれなかったのか、なぜ! なぜ、真澄の霊力は、真澄を守ってくれなかったのか、なぜ。
霊力は息づかないのではないか、と。 霊力は息づかないのではないかと。
なのに、あたしがぼんやりしてて、それを聞きとらなかったのね⁉ なのに、あたしがぼんやりしてて、それを聞きとらなかったんだ。
霞がかった時間をすごしているすきに! 霞がかった時間をすごしているすきに。
真秀、いけない‼ 真秀、いけない!
聖域(せいいき) 聖域(かむど)

 

(4)黄金の太刀よりも 歩搖の冠よりも

雑誌
文庫
大和(ヤマト) 大和(やまと)
お兄さま 兄さま
黄金(おうごん) 黄金(こがね)
血がひいてゆくほどの戦慄をおぼえた。 血がひいてゆくのをおぼえた。

 

(8)滅びの子

雑誌
文庫
乗った のった
見事な 美事な
幾千 幾百
冷徹な 冷たい
だけど……—— だけど。
婢女以下 ヒト以下
だったのか? だったのか。
滅ぼす……? 滅ぼす……——
大和(ヤマト) 大和(やまと)
十年かかって、御影をすっかり手なずけてしまっていた。そしてある夜、 御影がすっかり彼になついたのを幸い、十年後のある夜、
やったというのか。 やったというのだろうか。
押しひしぎ おしひしぎ
でも……―― でも。
しかし、ろくに食べ物ももらえず、泥水をすするような身に零ちていたはずだ しかし、族人の憎しみは変わらなかった
叫んだ さけんだ
真実 真事
なんだって⁉ なんだと⁉

☆佐保彦に「幾万の民草を殺してきた武人とも思えぬおことばだ。」と言われて返した、美知主の台詞「せいぜい幾千といったところですよ、佐保彦王」が、文庫版では幾百に。減ってる。